陶や銀で虫を作っている奥村巴菜の日々いろいろ。
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制作。
昆虫学会で頭に入って来た情報がたくさん過ぎたのか、昨日は一日中ぐあんぐあん頭が痛くて制作出来なかった上に、夜は全然眠れませんでした。それくらい昆虫学会2日間での体験は本当に刺激的でした。
この地球にはまだまだ分からないことがたくさんあって、すぐそこにいる虫達のことも私達はほとんど知らずに生きているんだなと思います。そのほとんど知ら れていない世界に目を向けている研究者の方々は、小さな小さな虫が何をして生きているのか、何のためにそうするのかということを毎日毎日調べて少しずつ少しずつ明らかにしています。心から地球を、自然を愛してなければ出来ないことだと思います。
自然界は小さくて大きな世界。それはどういうことかって言うと、例えば土の中のアリの巣の中の小さな小さな出来事でも、それに目を向けるということは大きな大きな自然界に目を向けているということで、実はとても大きなものと向き合っているのだということです。
私は何でもないときは「今家の中にいる」とか「今神奈川県にいる」とか思いますが、虫や自然界の不思議を目の当たりにしたとき、その狭い意識が突然「今こんな面白い地球に私生きてる!」と広ーい意識に変わります。で、生きてることが楽しくて仕方なくなります。
すると「今この地球で自分が生きている意味」みたいなのを感じて、それで虫の作品を作らずにはいられなくなります。
そう言うわけで私は虫をとったり、飼ったり、じっくりみたり、また色々な虫話を聞いて(虫だけじゃなく空とか、植物とか、他の動物も見て)感動して、そしてその自然界の素晴らしさをたくさんの人に気付いて欲しくて虫作品を作ります。
んで、この「今この地球で自分が生きている意味」ってのは、専門家の人も私みたいに日々自然に感動しながら生きている人も共通して感じていることなんじゃないかって思いました。
あああ、なんだか何言ってるのか自分でも分からなくなっちゃった。思ってることを文章にするって難しいですな。とにかく自然ってすごいってこと!
写真はだいぶ出来てきた虫の背中。今回ちょっととある仏像の装飾を引用してます。
Hana.O
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